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九節プロット
皆、精も根も尽き果てる中、真の姿を現したキングメガロシャーク。
キングメガロシャークは全ての生みの親、戦闘の途中で羽を纏い、風を起こし、ボルケーノシャークの様に火を噴き、もともとの水を操る。元々の巨体も相まって被害の程は知れない。平原はえぐれ、燃え、隆起している。
レイアス達は文字通り瀕死にまで追い込まれていた。
フィオナ「もう、奴を倒すにはこれしか無い。私が中に入ってコアを壊す」
リーゼ「コアですか?」
フィオナは過去を語り出す。その過去は、リーゼにとって衝撃的だった。まさか、フィオナがキングメガロシャークから生まれてきたと、知ったからだ。
フィオナは悲しい顔で、それでもリーゼ達を守ろうと決意する。
フィオナ「ありがとう、あなた達に会えて、少しだけ人間の事が分かった」
そう言い残すと、フィオナはキングメガロシャークの口めがけて真っ直ぐに走っていく。
フィオナ「私を食べなさい!!!!」
リーゼ「フィオナちゃん!!」
するとキングメガロシャークは大きく口を開く。
リーゼ「ま、待って!!!」
レイアス「リーゼさん!危ない!!!」
レイアスは間一髪でリーゼの手を取る。しかしフィオナが飲み込まれるのは間に合わなかった。
フィオナはその深淵に飲み込まれていった。
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