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十節
フィオナが飲み込まれると同時に、キングメガロシャークの動きが止まった。
しかしリーゼは暗い顔をしている。
レイアス「……フィオナさんを助けに行こう」
レイアスが口を開く。
ガナン「待て!再び奴が動き出したら、どうするんだ!!」
レイアス「そうならないように俺が行きます。フィオナさんの言うコアを倒します!」
リーゼ「私も行きます!フィオナちゃんは、友達だから!」
危険というが頑なにリーゼは譲らなかった。故に、ガナン、レイアス、リーゼがキングメガロシャークの口の中に入ることになる。
キングメガロシャークの口の中。
消化液によって、フィオナは先に進めなくなっていた。
フィオナ「く、ここまでなの……?」
そこにリーゼ達がやってくる。
リーゼ「フィオナちゃん!」
フィオナ「リーゼ!?なんでここに!!」
死ぬかも知れないのに、どうしてきたのか。その事を問い詰める、しかし頑固に譲らない。回復魔法で一難去り、一向は奥へと向かう。
何度かの戦闘を経てキングメガロシャークのコアへとたどり着く。
そこにはフィオナと同じような姿をした人型が居た。
フィオナ「全てを終わらせに来た」
フィオナは、キングメガロシャークによって生み出された、シャークヒューマンだった。
キングメガロシャーク唯一の失敗作、それがフィオナだったのだ。
一向は全てを悟る。キングメガロシャークを止めればフィオナもまたその活動を終えるのだ。だが、フィオナはそれでもいいと言う。
そして、最後の戦いが始まる。
ボス戦、キングメガロシャーク(コア)。
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