Prologue

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彼はふにゃんと笑った。 dffed56b-5652-4d7b-bbb7-ec272fe2d884 「追い出してないだろ? つーか、これ完成させんの大変だったんですけど」 ばらけたプラモを指差してささやくと、藍鶴――藍鶴 色(あいづ いろ)は、寝転がったまま知りませーんとでもいうように、ふいっと顔をそらす。 前はストーブを破壊しやがったから、冬場買い直すのが怠かった。
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