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Wの誕生~若月
その日から、私と剣市様との関係が変わった。
あの夜に剣市様から教えて貰った『お願いの仕方』でオネダリをするようになり、そうすると自然と剣市様に対して敬語で話すようになり。
いつしか呼び名も剣市さんから剣市様に変わり。
私は剣市様の忠実な玩具となり、剣市様に喜んで頂くコトが私の最上の歓びとなり。
あれから、半年後。
「広子。 私の家に来ないか? 一緒に暮らそう。」
と、言われた。
私は、毎日の全ての時間を剣市様に捧げることが出来ると喜んだ。
けれど剣市様は昼間は自分の為に何かやりたい事をやりなさい、と仰ってくださった。
それで私は資格を取る為に学校に通うことにし、夜は剣市様に歓んで頂く時間として過ごす事にした。
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