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「あー、美味しかったー。 お料理ももちろんだけどワインが絶品だったなー。」
「ホントに、あんなにリーズナブルなのにとても美味しくて、料理との相性も抜群でしたね。」
「あー、もうちょっと飲みたくなっちゃったなー。」
「そうですねー。あ、僕の知ってる店が近くにあるんですけど、そこも美味しい酒置いてるんです。良かったらご一緒しませんか?」
「えっ、ホントに? 嬉しいー、でも良いの? あんまり遅くなったら…。」
「いえ、僕は全然、大丈夫ですよ。 菜つ姫さんこそ明日はお仕事でしょ? 大丈夫なんですか?」
私は、ニッコリ微笑んで「大丈夫!」って言って、琢磨の左腕に自分の腕を絡めた。
琢磨が一瞬、固まったのが分かったけど、私は気付かない振りをしてそのまま歩いた。
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