193人が本棚に入れています
本棚に追加
琢磨はカクテルの腕も良くて、彼に作って貰ったカクテルも美味しかった。
屈託のない笑顔とストレートな会話、美味しいカクテルとで、どんどん酒が進む。
何杯かグラスを空にして、ほろ酔い加減になって来た頃に、マスターが出勤して来た。
「ああ、菜つ姫さん、 いらっしゃいませ。 遅くなって申し訳ありませんでした。 琢磨は、何か粗相など致しませんでしたか? 」
「いえいえ、とんでもない! それどころかカクテルも美味しいし、お喋りも楽しいし、今も、めちゃくちゃ盛り上がってたトコなんですよー。」
「それなら良かった。 今日は所用が出来ましてね、急きょ琢磨に来て貰ったんですよ。」
「そうなんですね、私、琢磨くんとは今日が初めてだったんですけど、たくさんお喋りしちゃいましたよー。」
「ああ、そうですね。菜つ姫さんと琢磨は、ちょうど入れ違い位でしたね。」
最初のコメントを投稿しよう!