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変わったのは、瓶の形が少し太くなっていて、飲み口にはプラスチックのような物が付けてあること。
そして、分別する時にそのプラスチック部品を外したら、中のビー玉が取り出せる。
昔は、どうやったって出て来ない造りだったのに。
ビー玉を出したくて瓶を割ってた男子がいたっけ。
懐かしい…。
青い記憶に想いを馳せた。
気がつけば、子供たちは成長して家を出て。
夫とは長いこと連れ添ってきた。
そりゃ…髪に白髪が混じって、皺が増えるのも仕方ないわ。
小さな丸いガラスの器に、2つのビー玉と水を入れて、コスモスを挿した。
ビー玉のうっすらした青さと、水と陽ざしの醸し出す小さな空間に、夏を見出だして眺めた。
そう言えば。
祖母は、ビー玉のことをビードロと言ってたっけ。
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