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先輩とわたしの、そして、わたしたちの物語。
これは、ほんの序章に過ぎません。
それでも、わたしは先輩との出会いをここで描きました。
わたしが、先輩を「あお」いと思った、大切な「時」だったからです。
先輩は今もまだ、ふかいふかいあおのせかいで、溺れ苦しんでいることがあります。
あの日、一瞬だけその目に宿した「あお」は、あまり表に出てくることなく沈んだままだけれどーー。
この出会いの後、わたしは海底に沈んだ先輩を引っ張ったり、遠い場所へ行こうとしていたわたしの頭に先輩が手を置いてくれたり、いろいろなことが起こります。そうやって、物語を進めるのです。
そうーー、これははじまりの物語。
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