10.シンVSファーク

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二人が会議に参加しながら昼食をとっているとき、 シン、ジーク、アスカの三人も昼食をとっていた。 「なぁインフェルト。 昨日のあいつとエスタニアは仲間なのか…」 一人の男子生徒がジークに聞いたときに "…誰がそんなことを言った" とシンがその男子生徒を睨みながら聞いた。 「あ、あいつだよ…。 え、A組の、ファーク・グランツ!!」 男子生徒はそれだけ答えて その場から逃げるように離れた。 そしてシンは立ち上がって食堂を出た。 「どこ行くんだシン!? 「わ、私達も行くわよ!!」 お、おう!!」 二人は急いでシンの後を追った。 ジークとアスカがシンを見つけると 彼はA組の生徒ファーク・グランツを睨みながら 話していた。 「お前か。 アンナがあの魔術師と仲間だと言いふらしているのは…」 「なら彼女とあの魔術師が仲間じゃないって、 あの左右の瞳を見たら誰もがそう思うけど」 ファークが言ったことに シンは何も言えずにただファークを睨んでいた。 そして昼休みが終わるチャイムが鳴った。 「そんなにそのことを訂正してほしいなら 午後の授業でこの僕と勝負して 勝ったらもう言わないよ」 "逃げないでよ" ファークはシンにすれ違ったときに そう呟いて午後の授業場所に向かった。 シンはすれ違うジークとアスカに気づかずに 移動した。 ジークとアスカはお互いを見てから 再びシンを追った。
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