5.闇

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アンナは全てが真っ暗な闇の中にいた。 しかしアンナは、 "夢の中…" と思ってから歩きだした。 しばらく歩いていると、 今度は薄暗い所に出てきた。 (なんだろここ…。 なんか嫌な感じ…) アンナはそう思ってから 来た道を戻ろうとしたが、 その道は消えていた。 アンナは戻ることをあきらめて 先に進んだ。 そしてまたしばらく歩くと ろうそくの光が見えた。 "誰かいる…!!" とアンナは思って走り出した。 アンナがその場に到着すると そこには一人の少女が座っていた。 少女はただひたすらに床に魔法陣を書いていた。 アンナが少女に近寄って "何を書いてるの?" と聞くが、 少女はひたすら陣を書いていた。 「準備は出来たか」 声が聞こえた方を向くと、 一人の男性がいた。 アンナは男性が少女に近づいてきて 少し後ろに後退った。 「…ま、まだです」 少女は震えながら応えた。
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