5.闇

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「その魔力はウンディーネだよ。 ちょっと目が覚めちゃったから 話し相手になってもらったの。 「そうか。 …中に入って話そ」 あぁ」 そしてアンナはシンを部屋に入れて ソファに座らせた。 「紅茶でもいい?」 「あぁ」 シンの了解を得てから アンナは紅茶の準備を始めた。 「はいシン君」 「ありがと」 シンはアンナから紅茶を受け取り 彼女が座ってから一緒に一口飲んだ。 「「………」」 何を話したらいいのかわからずにいると、 "なぁアンナ" とシンがアンナに話しかけた。 「な、なにシン君? 「体育祭の陣取りのことなんだが、 大丈夫か? もし嫌なら―――。 大丈夫だよシン君。 心配してくれてありがと」 そう、か…」 そして二人は紅茶を飲みながら 話し合った。 シンが部屋の時計を見ると、 時刻は午前3時を指していた。 「そろそろ部屋に戻るよ」
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