青いペンを咥える少女

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「そりゃあ言わないですよ! ヘンな気分になるなんて恥ずかしくて言えないじゃないですか!」  かすみは顔を真っ赤にして頬を膨らませる。 「いや、ゴメンゴメン。しかし青い色を見ると欲情するって事か。それは中々大変そうだな」 「まぁ・・・そうですけど。実は、こうなった理由は自分で分かってるんですよ」 「え、そうなの? 何か原因とかあったんだ?」    どうやら、生まれつきの性欲ではないらしい。  どうして彼女がそんな性癖を持ってしまったのか、そのキッカケには非常に興味がそそられる。 「い、いや。その理由とか話しませんよ? 話しませんからね?」 「・・・ほれ」  もう一度、青い画用紙をかすみの目の前に差し出す。 「あーーーっ!!! ダメです! やめてください!!! わかりました! 話します! 話しますから!」  かすみはあっさりと折れてしまった。  僕は彼女のとんでもない弱点を知ってしまったのかもしれない。   「先輩のエッチ。馬鹿、スケベ。・・・しかたないので話してあげます」  かすみは拗ねた様子で青色のペンにガジガジと噛み付く。     「あ、あのですね・・・」  もじもじと口ごもりながら、かすみは話を始める。          
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