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検閲が入る可能性もあるため具体的な事は書いてはいないが、それでも送り続けている。そう言った。
多分団長は手紙等見ていないのだろう。
勿論上官として尊敬はしているのだが、やりきれない気持ちで拳を握りしめた。
副長はとにかく今はグレン親子を帝都に留める事を最優先にしたいと説明した。
団長が遠征から帰ってきて、帝都に彼らが居ないのではもうどうしようもないだろうと言う事だった。
不承不承で頷く俺に、「彼を友として支えてあげてください。」と副長は言った。
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