スミレ

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窓際の席 うつむく横顔があどけなくて 僕はあの娘(こ)に 恋をした まるで小さくて可憐な 春に咲くあの青い花のようで あの娘に「スミレ」と名前をつけた いつも心の中でスミレを呼んでいるよ 夜には星に スミレの小さな幸せを祈るんだ 今日 目が合った時に あの娘が笑ってくれたんだ 僕の邪な気持ちなんて全然疑わない笑顔だった それが可愛くて 少し悲しくて 話しかけることすら 出来ないよ もっと気楽におしゃべりできればいいのに なぜだろう いちばん大好きなひとほど 緊張して何もできやしないのは ましてや 言えやしないよ 「あなたが好きだ」なんて なにもかもが壊れてしまう予感しかしないんだ ただただ 過ぎてゆく 僕の初恋の日々
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