詠めない夜

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詠めない夜

季語知らず 歳時記くらい 買おうかな 季語も無く 川柳でもなく 何産んだ 言葉たち 季語なく並び 整然と 無残とも 哀れとも思ふ 我が産みし子ら ※無季俳句というのがあるそうです。 ネットでしらべたら、「咳しても一人」の尾崎放哉が例にあげられていました。 でもやっぱり季語がはいってたほうが無難みたいです。 今頃だと、秋の季語の入った句になるのでしょうか。 句に入れて 畏れおおい日 迢空忌 ※9月3日ですね―。胃ガンだったそうな。 人さまの命日も、季語になるんですねー。 つま先に 冷気落ち来る 秋の宵 靴下も 絹から綿へ 秋の宵 母編みし ひざ掛け出して 秋の宵 足寒く 喉もいがいが 秋の宵 ※私の座ってるところは、換気窓(?)から冷気が落ちてきます。 落ちてきて、ただでさえ血行の良くない私の足先を冷えさせるのです。 寒いんだよっ! あ、絹の靴下なんて、持ってないですよ。 指まねく 絹の靴下 夏木マリ あ、また季語が無い。お粗末さまでした^^;
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