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あの娘が死んだ
新妻の 制服色香 初々し
艶々と 雛の面 笑みかへし
ゆく道を きよらに飾れ 白き菊
その笑顔 菊花の向こう 額の中
白き顔に 紅愛らしく 秋桜のごと
※10年近く一緒に働いた年下の友人が亡くなりました。
結婚とともに仕事を辞め、ご主人の住むこの街に引っ越してきました。
失業保険が切れるから、と当時私の勤務する職場に入って来ました。
背が高く、小顔で、少女のような人でした。
また今度 頼めぬことば 秋雲の如
※年下の友人を喪って、なんというか、
「この次」とか「いつか」とか「〇〇したら」というのは
もう通用しないのだな、とつくづく思います。
やりたいと思ったらすぐやる、
行きたいと思ったらすぐ行く、
会いたいと思ったらすぐ会う…
あとどれくらい時間があるか、分からないんですね。
漠然と平均寿命から今の年齢を引いたぶんだけあると思っていますが、
それは予測でしかありませんものね。
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