告白

1/1
前へ
/17ページ
次へ

告白

 久保が去って数十分……慎吾は一言も話さなかった。 「慎吾……ごめんね……私、別れてもいいから……慎吾がいるのに社長の言いなりになってて……弱くて……拒めなくて……出ていくね……」  泣きながら話す美奈が踵を返そうとすると、慎吾が美奈の腕をギュッと掴んだ。  すぐさま抱きしめる。 「何言ってんだよ……俺が働けなくなったから、そんな職場に務めなきゃいけなかったんだろ?悪いのは俺だよ。美奈は悪くない」 「慎吾……」  美奈は泣きながら俯いた。  その唇をさらうように、慎吾が美奈に口づけた。  ゆっくりとお互いの舌をなぶり合い、慎吾の手がそっと胸元へ差し込まれた。 「んっ……」 「俺が汚れを取り払うから」  そういって乳首をしゃぶりながら、もう片方の乳首には指を這わせてくる。 「あっ……あ……慎吾……無理してない?」 「してないよ。いますぐ美奈が欲しい」  そういうと、久保に下着を脱がされていたので、そのまま蜜口を弄ぶ。 「あっ……慎吾っ……気持ちぃ……」 「俺も……っ……ごめん、もうイキそうっ……」  一年ぶりのセックスで慎吾は早々に絶頂を迎えそうになり、慌てて美奈の中に性器を挿し込んでガンガン揺さぶった。 「あっああっ……慎吾っ……もっと…あっ……」 「ごめん、イク」 「あっ……私も……っ……あああああぁ」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加