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婆古怒校長 : 「 あなた………   “オリーブさん” …と、   おっしゃいましたね…?? 」 オリーブ : 「 ………えっ、あ… は、はいっ、   私……… オリーブ…ですけど   な、何か……? 」  すると次の瞬間、婆古怒が  “バーコード” を床に押し付け  土下座をし始めたのだった。  そして……… 婆古怒校長 : 「 お頼み申ぉぉぉーーーすでっ   ございますぅぅぅーーーっ!!   オリーブさんっ!!!   ………失踪した   織部先生の代わりにっっっ…   『織部先生』 になって   頂けませんでしょうかっ…?? 」 マーキュリー&キャサリン& ユルチェンコ&ウガンダ : 「 はぁぁぁーーーーーっ!?   ど、どーゆー事よっ、それぇ!? 」 婆古怒校長 : 「 ………んあぁっ、織部先生がっ…   見つかるまでの間だけで   いいんですっっっ………。   ………オリーブさん… あなた…、   見間違えてしまう程………   “ソックリ” なんですよ………   『織部先生』 に………。 」 井伊教頭 : 「 おおっ…!!   こ、こ… 校長先生ぇっ…!!   すばらしい “策” ではっ   ございませんかぁ~~~っ!! 」 オリーブ : 「 ………えっ!? わ、私がっ…   セント・ビフィズス学園高校で…   『織部三子さん』 をっ……   演じる…って事ですかぁっ!? 」 婆古怒校長 : 「 ………突然やって来て…   厚かましい事を言っているのは…   百も承知です………。   ですが、そこを何とかっっっ…   お願いできませぬかっ…?? 」 井伊教頭 : 「 あぁっ、わたくしもっ……   校長と同じ気持ちにございます…。   ………実はですね、   この “織部三子失踪” の件は…   学園内で…… わたくしと、   校長の二人しか知りません………。   PTA、教育委員会……は勿論の事、   『理事長』 ですら………   この “事実” を知らないのです。   苦しい言い訳ですがね………   ………学校関係者に、   “織部先生” は……   『体調不良で欠勤』 …という事に   してあるんです…………、   ………非常に、苦しいですがねっ。   ですから、オリーブさんが……   誰にもバレずに………   “織部先生” をやってくれれば…   全てが “うまくいく” ……と、   そーゆー事なんでございますっ。   ………織部先生が見つかった時、   そのまま………   “チェンジ” すれば…………   『失踪』 の事実は……闇となり、   そして………   学校関係者、生徒達は………   “そんな事件” があった事を……   知る事なく………   普通ぅ~~~にっ、学園生活を   送れるというワケでございます。   お願いしますっ、オリーブさんっ!   やってはくれませんかっ……   この通りです……… 」  この瞬間、  婆古怒&井伊の  “ダブル土下座” が完成した。                     
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