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 まりん :  「 ………それじゃ、    見つかった    “白鳥のオブジェ” は最初……    『保冷BOX』 の中に    入れられた状態で………    例の消波ブロック内部に    投げ込まれた………と、    いう事ですよね……… 」  キャサリン :  「 これ… 完全なる………    『証拠隠滅』 …ってヤツだと    思うけど…?? 」      鶴岡 :「 ん”ん”… 状況からして………      何者かが………      『証拠隠滅』 を謀った…      ………と、いうのは      “確定的” ……でしょうね。      あっ、そうだっ!      ………さっき発泡スチロールと      一緒に発見した………      “ブルーシート” の事…      なんですがっっ………      一部分だけ “変なシミ” が      付着している事に      気づいたんですよっ!      ………断言はできませんが、      もしかしたら……      その “シミ” ………、      『血痕』 かもっ…      知れませんっ!! 」  キャサリン :  「 なっ…!? け、血痕っ!? 」  ユルチェンコ :  「 調べてみなきゃ分かんないけど…    ………可能性、大ね………。    ………と、なれば……………… 」  鶴岡 :「 ………そう。 “それ” が…      “血痕” であれば………、      そして… “それ” が……      『長谷部 健作』 さんの      ものだったとしたら……、      健作さん自身も……      例の消波ブロックの中に      入れられた………と、      いう事になります………。      健作さんは………      『凶器』 …諸とも      海の底深くに沈められた      のではないでしょうか…?      全てを闇に葬ろうとする…      何者かの手によって…… 」                                         
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