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ある日。
私はひまわり畑に行くことにした。
ひまわり。
私はいつになってもひまわりが好きになれない。
でも花が嫌いなわけじゃないから、
うん。見に行こうと思った。
ーーー
太陽の光を浴びて、
眩しく光る、黄色い花たち
やっぱり私とは正反対。
でも私にはひまわりという名前のような明るい人間にはなれないんだ。
そう思っている私の後ろから声が聞こえた。
「そこの君!
どうしたんだい?随分暗いようだが?」
えっ!?
私?
「あ、はいー大丈夫ですよ!」
「そうかい?
ところできみ。名前はなんていうだい?」
「私ですか?向日葵です。」
「ヒマワリかー!いい名前だね!
ひまわりの花は好きかい?」
「あ、えっと…。
私には向日葵なんて名前似合わないんです。」
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