~3.おまけ~

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「――あれ。まだ食べてしまってないの?」  かずがかえってきた。  あっ、よかった。おこってないみたい。やっぱりおとーさんのいったみたいに、てるてるだったんだね。 「早く食べないと遅刻するよ」 「はーい!」 「はいはい!」  ボクとおとーさんはいそいでごはんをたべた。ごちそうさまをしてイスをおりて……。  あ。ちょこれーと、どうしよう。  ――たべたいな。  けど、がまんがまんだもん! 「かずっ、ちょこれーと、ほいくえんから帰ったら食べてもいいんだよねっ?」 「うん、いいよ。ぜひ食べてね」 「じゃあ、これここに置いとくねっ! 捨てないでね」 「うん、わかった。ちゃんと置いておく」  かずがボクのあたまをくしゃくしゃしてくれた。こんなときのかずはとってもやさしいからだいすき。  ボクはかずにぎゅーってした。 「いってきまーす!」 「いってらっしゃい!」 「かず、でーといっぱいがんばってね!」  かずは、こんどはにこにことわらってくれた。 「うん、がんばってくるよ。のんも保育園、楽しんできてね!」 「うんっ!」  ボクはうれしくなって、いっぱいいっぱいてをふって、げんかんまではしっていった。 (おまけ、でした!)
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