柳井 杏佳

48/51
前へ
/818ページ
次へ
「だって・・・気持ちいい・・・っ泰嗣さんっ・・・」 「そんなに締め付けたら・・・っ 中が畝ってる・・・」 かろうじて肩にかかっていたもう片方のバスローブがスルリと落ちて もうどんな格好でもよくなってきた 早く解放されたいっ 髪の毛は振り乱れバスローブは脱げかけのまま、太腿の所まで捲り上げられ ショーツは片方の足にかかったまま 泰嗣さんにされるがまま体を任せ、私の中の泰嗣さんの高鳴りと共に自分が自分じゃなくなっていく 声も体も何も制御不能になった 「もうっ・・・ダメ・・・ダメっ・・・あっ・・・イクっ」 「あっーーーーーーーーーーーーーっっ」 「俺もっ・・・っ ・・・・っ ・・・・ック ・・・ッイク」 体のどこにも力が入らない・・・ 泰嗣さんに体を預けるしかなくて・・・ 「あっ・・・」 まだ中がヒクヒクしてる 目の前にお星様が飛んでる?くらい頭の中が真っ白で何も考えられない 「泰嗣さん・・・」 「ん?」 泰嗣さんの「ん?」の声も甘くマッタリとしている 「今 死んじゃうかと思った・・・ぁ」 心臓は全力疾走したくらいバクバクしていて、まだ息が落ち着かない コアラのように抱っこされたまま、まだ足に力が入れられず ただ泰嗣さんの胸に体を預け息が整うのを待った
/818ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17909人が本棚に入れています
本棚に追加