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泰嗣さんは いつも煩わしいと言いながら愛紗さんの勝手な行動を許すんだ。結局言う事を聞いてあげるんだ。途中で電話を切ったから必ず泰嗣さんなら掛け直してくるはずだろうから、電源を落とそうと思ったら
♪~♪~ (泰嗣さん)
電源を落とすより先にかかってきてしまった
OFF
着信を無視して電源ボタンを長押しした
私は怒っても許されるはずだ。あんなに愛紗さんの事を嫌だと言ったのに中国まで・・・
携帯をポケットにしまって店の中に入ろうとしたら、私の荷物を持ってお義姉さんが外に出てきた
「電話は?終わったの?」
「ハイ」
「じゃ 行きましょ」
♪~♪~ ♪~♪~
お義姉さんの携帯電話がバッグの中で鳴った。もしかしたら・・・
泰嗣さんのような気がした。まだお義姉さんに何も説明できてないのに
♪~♪~(泰嗣)
「杏佳さん? 泰嗣さんからよ 私と本当に一緒にいるか確認?」
お義姉さんは携帯電話を手に持って泰嗣さんという名前の表示を不思議に思ってる
「違うんです」
お義姉さんは着信音が鳴り響く携帯を手に持ったまま、私をジッと見た
「何かあったのね?」
「ハイ」
「・・・まあいいわ」 pi
えっ?! 打ち合わせ無しに取るの?!
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