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「ここよ」
泰嗣さんの事を考えていて、どこをどれくらい歩いたのか全く分からなかった
「今日は飲みましょう~」
「ハイ」
お義姉さんと一緒だけど飲んでやる! って思った
目立たないお店の扉を開けたら、中はかなり広くて都会のお洒落なBAR
雑誌に出てくるような人達が集まる所?
「お義姉さん 格好いいです~」
思わず声をあげた。田舎者の私が友達と行くのはせいぜい居酒屋くらいのもんで、泰嗣さんにもお洒落な所には連れてってもらってるけど、今までで一番お洒落なお店~
「気に入ってくれた? 素敵でしょ?」
「ハイ カッコイイです。お義姉さんはこういう所によく来るんですか?」
「若い時はね~でも晴嗣さんと結婚してからは大人しくしてるわよ」
「お義姉さんカッコイイ~」
「晴嗣さんには内緒よ 箱入り娘だった事になってるんだから」
「ふふっ お義姉さんっ わる~い」
「だから2人だけの秘密にしてね 泰嗣さんにも言っちゃダメよ」
「もちろんです!」
小さな丸いテーブルに飲み物を置いて周りを見渡した。みんながモデルさんみたいに見える。お店も格好いいけど、お客さんも格好いい
お義姉さんと女子トークでめちゃくちゃ盛り上がって・・・義理とは言え姉妹で盛り上がったらいけないような話まで
格好いいし、綺麗だし、品もあるのに気取らない嫌味がないお義姉さんと仲良くしてもらえるのは本当に嬉しいし憧れる
「綺麗な女性が2人でこんな所にいるのは、見逃せないな」
男の人の声・・・噂のナンパ?
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