嫁のつとめ

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「白金さんは、やっぱりすごいですね~女性のお客さんが目で追ってますね」 「そうねーあの容姿でカリスマ美容師だから女性は放っておかないわよ」 私は泰嗣さんの所にお嫁に行かなければ会うことはなかったかもしれないけど、もしも全く知らない所で出会っていたら私も目がハートになってたかも 「彼女がいないって本当でしょうか?」 「モテるから逆に作らないんじゃない?」 格好いいから彼女がいるっていうのは間違ってるんだな お義姉さんの話しでいくと、自由恋愛主義?もっとたちが悪い気がするけど やはり格好いい人は、モテるのは仕方がないのか。。。泰嗣さんもその一人 でもやっぱり私は嫌だ!誰かと泰嗣さんを共有なんてできない グイッ グイグイついついお酒のペースが早くなってしまう 「まだ気になる?泰嗣さんの事」 「ハイ 愛紗さんは何で付いていったんだろう。。。同じホテルだったら嫌だな。。。そもそも何で予定を知ってるんだろう。。。なんて考えちゃいます」 お酒が入って心の声まで全部吐き出してしまってるかも 「嫉妬深いですよね私。でもやっぱり、泰嗣さんに抱きついたりされるのは嫌です」 お義姉さんはニッコリ笑って 「嫉妬深いとは思わないわよ。当たり前だと思うわ、泰嗣さんの事を愛してるんだから」 「私が独占欲が強いのかもしれません」 「好きな物を自分の物にしたいのは当然でしょーいいのよ自分を責めないで、悪いのは泰嗣さんなんだから」 「ハイ」 お義姉さんに愚痴を聞いてもらってピッチが上がった 「お義姉さん トイレに行って来ます~」 「1人で大丈夫?」 「大丈夫ですよ~」
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