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ぶふっ
抱きついたまま 私のお腹の所で笑ってる
「負けたっ ははははっ 食べよう」
「笑わないでっ 朝から何も食べてなくてコルセット外したら急にお腹が空いてきて」
「分かってるっ ごめん杏佳があまりに可愛くて」
ふふふっ
「まだ笑ってるっ」
「ごめんごめん っもう大丈夫」
女性に迫って断られた事もなければ いいムードでお腹を鳴らされる事も、もちろんない
さすが杏佳だ
俺が食べ物に負けるなんて
ははははっ
阻止されたのに・・・全く嫌な気がしない
「あ~ん パクっ 美味しい~」
そしてその彼女はもう食べ始めてる ふふっ
「パーティーは友達ばっかりだから食べていいからね」
「うん」
「泰嗣さんも あ~ん 美味しい?」
「うん」
そこそこ空腹を満たしたら 疲れが一気にやってきてソファーにコテンっと寝転んだ
「挨拶ばっかりで疲れただろ」
「うん でも幸せ」
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