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「パーティー パーティーって もう本当にどうでもいい」
「でも今からは お友達を招待するんでしょ?」
「そうだけど・・・このまま杏佳を離したくない」
「うん 私も」
「野郎が寄って来ても握手とかしなくていいからね」
「そんなの失礼でしょ?」
「失礼だと思われてもいいから触らせないで」
泰嗣さんが離したくないと言ってくれる度に 私の心が踊るのは仕方がない
ハイスペックな泰嗣さんがそう言ってくれると、平凡な私が平凡じゃないように感じるって事分かってるのかな?
ギュっ
「えっ?」
ストン
横に座ってた私を持ち上げて 自分の前に座らせる
泰嗣さんの腕がお腹の前で重ねられた
こんな動作一つ一つも 私の心を掴んで離さないのに
後ろから包み込まれてるって なんて安心できるんだろう
泰嗣さんの手に私の手を重ねた
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