政略結婚2~今日あなたに嫁ぎます

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「パーティー パーティーって もう本当にどうでもいい」 「でも今からは お友達を招待するんでしょ?」 「そうだけど・・・このまま杏佳を離したくない」 「うん 私も」 「野郎が寄って来ても握手とかしなくていいからね」 「そんなの失礼でしょ?」 「失礼だと思われてもいいから触らせないで」 泰嗣さんが離したくないと言ってくれる度に 私の心が踊るのは仕方がない ハイスペックな泰嗣さんがそう言ってくれると、平凡な私が平凡じゃないように感じるって事分かってるのかな? ギュっ 「えっ?」 ストン 横に座ってた私を持ち上げて 自分の前に座らせる 泰嗣さんの腕がお腹の前で重ねられた こんな動作一つ一つも 私の心を掴んで離さないのに 後ろから包み込まれてるって なんて安心できるんだろう 泰嗣さんの手に私の手を重ねた
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