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私も志保の彼氏と会った事があるだけに、
信じられない気持ちとショックで
頭が真っ白になりました。
だって誰もが羨むような好青年の印象しか
なかったからです。
一通り話を聞き、私と志保の会話は啓介には
聞こえてなくて申し訳なく思いましたが、
やはりそれどころではありませんでした。
すると啓介が訳して志保に伝えて欲しいと
言うので私はそのまま志保に伝えました。
『 志保ちゃん、
もう絶対彼には会ってはいけないよ
どんな理由にせよ、男が女の子に
手をあげるなんて、絶対ダメだ
もうそれだけで救いようのない男だよ 』
真剣な眼差しで啓介は志保に伝えました。
『 一人の自宅に帰るのは危険だから
梨香の家にいた方がいい 』
私も志保にしばらくは私の家にいるように
言いましたが、私の家は知られてるから
迷惑がかかると頑なに拒否しました。
そしてエロ美にも連絡をとり知られていない
エロ美の家に身を寄せることになりました。
サイフしか持っていない志保のため、
日用品を揃えたあと、車でエロ美の家まで
送っていきました。
啓介には車の中で少し待っててもらい、
私は志保の手を引きエロ美の部屋へ入りました。
待ち構えていたエロ美も
志保を優しく抱きしめました。
後ろ髪引かれる思いでエロ美にお願いをし、
私は啓介の車に戻りました。
『 志保ちゃん大丈夫? 』
「 うん少し落ち着いた… 」
『 梨香ちゃんも大丈夫? 』
「 あんまり… 」
『 エロ美ちゃんの家戻る? 』
「 大丈夫。また明日行くから 」
啓介の家まで二人で戻りました。
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