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気が重い新年会
初仕事が始まると新年会です。
啓介からバスケの新年会があると聞きました。
部員の皆さんが、
梨香ちゃんも是非と言ってくれて、
ありがたいのですが、
昨年に起きた優花さんの一件があり、
気まずいし出来れば避けたいのが本音でした。
啓介も無理しなくていいと言ってくれたので
私は欠席することにしました。
本音はやはりとても気になります。
今の優花さんの気持ちはどうなんだろう?
あんな終わり方です。
私だったら気まずくて目を見て、
話す自信がありません。
でも優花さんは参加するらしく・・・
啓介は再度私に言いました。
『 何も心配いらないよ 』
安心する言葉だけれど、
あの日、何が起きても啓介を信じると
決めた気持ちは今でも揺らいでいません。
心から、
楽しんできてね。
と伝えました。
しかし、予想もしていなかった事が起こりました。
それは優花さんからの誘いでした。
もちろん啓介を通してのお誘いでした。
『 優花が梨香ちゃんに謝りたいって 』
耳を疑いました。
今更?
正直もう関わりたくはなかったのですが
啓介の顔もあるし、
一方的に断るのも大人気ない気がしました。
ただでさえ苦手な人で、あの早い手話を
読み取れるのでしょうか・・・
いろんな不安はありましたが、
話をしてみようと決めました。
そして、
当日、
やっぱり、
ですよね?
修羅場をむかえる事に 苦笑
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