風邪

1/1

65人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ

風邪

新年早々色々ありましたが、 私達は平常運転。 仲良く過ごしています。 まだまだ寒い2月、 啓介から昼間にラインが届きました。 『 りかちゃんお疲れ 風邪ひいたっぽい 寒気半端ないわ💦やばいなぁ 』 「 お疲れ様 熱あるんじゃない? 早く帰って休んだ方がいいよ 」 『 大丈夫。早退できたら帰って休む 』 どうやら風邪をひいてしまったご様子。 気になりながらも来客やらでバタバタ。 ようやく落ち着いた時に連絡を入れました。 「 大丈夫? もう家? 温かくして安静にしてね 」 返事はすぐにきました。 『 帰って寝てる。 熱がさぁ、熱がさぁ、 40度近くあるよーもうダメだぁ。。。 』 申し訳ないけれど少し笑ってしまいました。 だってまるで子供みたいです笑 でも40度は辛いなぁと思いながら、 仕事帰りに寄る事を伝えました。 するとしんどいはずなのに返事は早い笑 『 りかちゃん来て欲しいけど 絶対来ちゃだめだよ。 移したら大変だからね 』 どっちなの笑? 来て欲しいの? ダメなの? かなり弱ってるわ。 そう思い薬とポカリなどを買い、 啓介の家に寄りました。 見るからに熱があるなという顔でした。 『 来ちゃダメと言ったのに・・・ 』 「 大丈夫だよ、りか強いよ、移んないよ 」 『 りかちゃんもうダメだぁ 』 「 大袈裟だわ笑 でもインフルかも知れないし、 明日熱が下がらなかったら病院いこ 」 『 ・・・インフルとかムリダ・・・ 』 いつもはしっかり者で弱気な姿を 見せない人です。 ここまで風邪で弱気になるとは・・笑 啓介のおでこに熱冷シートをペタリと 貼り少しひんやりしたのか眠れた様です。 その間お粥を作っておきました。 啓介の様子を見に行くと赤い顔をして まだ眠っています。 啓介が目を覚ますまで仕事してました。 少し顔色がよくなった啓介が 起きてきた時は深夜になってました。 『 りかちゃんずっといてくれてたの 』 「 いたよ。よく眠ってたね 」 『 ごめんね、疲れてるのに 』 「 平気だよ、熱計ってみよう 」 『 38度。少し下がった 』 「 油断禁物!」 『 厳しいな笑 』 「 お粥あるけど明日にする? 」 『 マジ?少し食べたい 』 「 出血大サービス、食べさせてあげる 」 『 風邪もたまには悪くないね 』 味気ないお粥なのに美味しいなと言いながら 食べてくれました。 熱冷シートを交換して横たわる啓介が 私の手を握り不安そうに手話で聞いてきます 『 今日は帰らないよね? 』 「 帰らないよ。 リビングにいるからいつでも呼んで。」 手を握られたままの私は動けず 啓介が眠るまでそばにいることに笑 大きな子供ですね笑 でも体調崩した時ってそうなりますね。 一人暮らしの風邪は悪。。。 世界で一人ぼっちの気分に陥ります。 そんな時側にいてくれる人がいたら どんなに心強いか・・・ 私もそう思っていたので分かります。 翌日は熱も37度代に下がり、 啓介はお休み、私は仕事に向かいました。 体力があり回復が早い! さすがです。 早く元気になってもらって看病ご褒美 もらわなくては笑 ぶっちゃけ移る覚悟で看病してましたが 私はセーフでした! 病は気からを唱えた成果ですかね笑
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

65人が本棚に入れています
本棚に追加