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故に――この『現実』と言う世界は勝ち負けも選択肢も存在するが。
その数は虚数の彼方ほどの数で。
更に言えば、予想外のことが連続して起こるのだと。
つまり――
「好きです、付き合ってください」
このような、ド定番な告白の言葉でさえも。
決して“あり得ない”とは言い切れないのだ。
では――語ろうか。
一人の女子の人生を変えた天文学的確率に等しい――偶然を。
その偶然が、その女子にとっては初めてのことだったことを。
さあ――ご清聴あれ。
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