取り扱い説明書③～マーくんと歩む道～

バニラちゃん

でもね、お姉ちゃんがどう思っているかはわからない。

それに結局、お姉ちゃんがどういう思いでいるにしろ、その道を選択したのはお姉ちゃん自身。

だからたぶん、お義母さんのそんな話を聞いたら、お姉ちゃんは"うざいよ"って思うんじゃないかなぁ。

皆それぞれ色んな環境に生まれて育って、その中で色んなことを学んで生きていく。

たくさんの選択肢の中から、自分で見付けて選んだ道を歩いていく。

「親の敷いたレールの上を歩いていく」のも「自分には選択肢なんて無かった」と思うのも、最終的に判断したのは自分自身のはず。

だから、私は考えを改めた。

面倒を見るとか見ないとか、そんなのは母親である私の話。

そんな話をすることで、きょうだいの間に干渉するのはやめにしよう。