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グロスはスーに出会い王都からほど近い迫害されたシベという小さな村に身を寄せていた。
テントで寝ていたグロスをスーは起こした。
「この布を被って!王都の兵が来たから身を隠すから!」
すると、グロスはスーの言葉を拒否した。
「嫌に決まってんだろ?俺は逃げるのが1番嫌いなんだよ……」
グロスはスー達を逃がし1人テントの中に残った。
テントの中にいると王都の兵らしき男達がこの村に入り込んで来た。
「おぅおぅおぅ今日は誰がオレ達と遊んでくれるのかい?」
グロスは男には到底出せない可愛い声を出し男達をテントの方へと近づけた。
「こっちですよ…」
すると、男達はその声に誘われていやらしそうな顔でテントに向かって来た。
「へぇへへぇ…どんな女かな…」
男達はそう言いながら、グロスのテントを潰し、テントの布を剥ぐと腕に筋肉のついた小柄な男グロスが出てきた。
「ざんねーん!ゲスなお兄さん達!」
そう言いながら布を剥いだ男の首に足を巻き付け左に180度曲げそのまま足で首を締め上げ、顎を持ち床へと落とした。
そして、男は意識を失った。
「なんだよてめぇ…!」
すると、グロスは自分の持っているナイフの刃先を舐めながら言った。
「てめぇらがいやらしいことばっか考えてっからだろ?」
もう1人の男は怒りながら言った。
「何をする!兵士に向かってその態度無礼だぞ!」
グロスは呆れたように言った。
「遅せーっての!ってかあんたらもこの人間様に無礼なんだけど兵士(ごみやろう)!」
そう言いながらグロスは男を凄い速さで切り裂き背中にXの傷を付けた。
男は血を吹きながら倒れた。
グロスは自分にかかった血を少し舐めて言った。
「うわぁ…まっず……さすがゴミ」
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