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「あぁ、そうだ、私が国王だ国民を騙している女の国王だそれでお前はどうする?」
そう聞かれたグロスは笑って答えた。
「いゃ…何も、国王が女だろうが俺には関係ねぇからな、でこちらこそ用ってなんなんだ可愛い国王さん」
すると、レオナが答えた。
「お前と取引をしたい」
グロスは不思議そうに答えた。
「取引?」
すると、レオナは立ち上がり喋り始めた。
「この国で勇者を探しているのは知ってるか?」
そうレオナが聞くとグロスは退屈そうに頷いた。
「あぁ、あんなもんしょうもない金目当ての奴がやるやつだろ?」
すると、レオナはグロスに言った。
「その裏で死刑囚や監獄にいる奴が国王に呼び出されてると言う噂はお前もいたはずだから知ってるんじゃないか?」
すると、グロスはレオナに言った。
「らしいな、あんま興味ねぇから深くは知らねぇけど…」
すると、レオナはグロスに説明を始めた。
「今この世界をこの手にしようと魔王なるものが動きはじめているらしい、最近近々の村で魔物たるものが出現しているらしい、お前にはそれを退治してもらう勇者となって貰いたい。」
すると、グロスは笑いながら言った。
「はぁ?勇者なんかの作り話かよ…そんなの俺が引き受けるわけねぇだろ?」
すると、レオナがまた喋り始めた。
「タダとは言わん、魔王を退治した際には富、名声、称号全て与えよう」
すると、グロスは嫌な顔をしながら断りを入れた。
「いらねぇし、やらねぇ、てめぇもましな国王かと思ったけど、ただの糞ブタだったみて~だったな」
そう言いながらグロスが扉に向かい歩き始めると、レオナは真顔で言った。
「弟と妹が生き返らせれるとしてもか?」
すると、グロスは立ち止まり国王の方へ振り返った。
「なん…だ…と?」
「お前のせいで死んだ弟と妹が生き返らせれるとしてもお前は帰るか?それとも私の話にのるか?」
そう、選択を迫られたグロスは笑いながら答えた。
「中々おもしれぇじゃねぇか、話にのろうじゃねぇかよ!」
そうグロスが答えると、レオナは笑いながら言った。
「じゃあ決まりだな…」
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