Bad Timing

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よりによって主任にドキドキさせられるなんて……彼氏にフラれて血迷ってたのかな……。 ……でも、仕事を褒めてもらえた事には変わりない。 もっともっと頑張ろう!! 「加藤さん、どう?間に合いそう?たくさん頼んじゃってごめんね」 「大丈夫です。もう少しで終わりそうです」 頼まれた仕事をしている時、パソコンの画面を覗き込んだ先輩の顔色が変わった。 「あ!大変!!……これね、この数字も入れて入力しないとダメなの……」 「え!?」 「ご、ごめんね!加藤さんしっかりしてるからつい教えるの忘れてた…」 「いえ、先輩のせいじゃ…私が確認しなかったせいです!すみません!とにかく入力し直します!」 …でも、今日中で頼まれてた仕事。 今から全部やり直して……間に合う!? 「あたしも手伝うから!あぁ、こんな時に限って主任はいないし…」 「先輩にも仕事あるのに…すみません…」 大急ぎでやり直したけど、結局終わらないままもうすぐ定時……。 「先輩、あと少しなので私やっておきます。私のミスだし、二人も残業したらきっと怒られるし……部長には明日、私から謝ります」 迷う先輩を説得して、先に帰ってもらった。 部屋に一人残ってあと少しの入力を終わらせる。 20分ぐらいしてやっと終わりそうになった時…… 「加藤!?何やってる!?タイムカード退勤押してただろ!?」 ……主任……。
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