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「では、本日は男性の顔も見たくないと思われますので女性スタッフをご自宅に派遣しますので、ええ、はい、では夜8時にご自宅へ伺います。よろしくお願いします。」
「わかったわ」
「それと、リュリュママ様。発散後の対応、処置、謝罪は当社では全く関知いたしませんのでそれだけはその場でご了承のサインをいただきます。よろしくお願いします。」
午後8時、早乙女菜月は青い作業服に着替えワゴン車で到着した。
「本日担当します、早乙女です。このたびはお気の毒さまでございます。早速ですが電話で確認した発散後の自己責任同意書にサインをお願いいたします」
亜季はサインをした。
「それではご自宅で作業に取り掛かっていただきますので」菜月は亜季の部屋へ入っていく。
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「だいたいこんなところね、ついでにポメラニアンも書いとくわ」亜季は言った。
見事な自称・斎藤隆のイラストだ。服装までばっちりカラーで描かれている。
○「探しています、この男。結婚詐欺につきご用心!
○ポメラニアンを連れています。どんな情報でもかまいません。
○心当たりのある方は 090―××××―67×× 謝礼あり」
二人は次にワゴン車で発散堂ご要達の印刷所へむかった。
「社長、カラーで1万枚、大至急」菜月は印刷所のオヤジに言った。
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