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目が覚めると、そこは雪生の使っていた部屋のベッドの上だった。 窓の外はすでに明るく、鳥の鳴き声も聞こえてくる。 隣ではまだ雪生が小さな寝息をたてて眠っていた。 寝顔まで端正な叔父の雪生を見ていると、昨夜ついにこの人と身体を繋げてしまったんだという実感がじわじわと沸いてくる。 罪悪感がないわけじゃない。 自分と雪生は甥と叔父であり、そこには確かに血の繋りがある。 世間的にみればこれは禁忌だ。 しかしそれを上回る興奮と充足感に愛斗は満たされていた。 今更手放すつもりはない。 叶うはずがないと思っていたが想いがようやく実ったのだ。 「…ん」 雪生が小さく呻くと、目を覚ました。 乱れた前髪の隙間から淡いブラウンの瞳を何度か瞬かせると、愛斗を捉える。 「起きたのか?おはよう」 少し掠れた声と寝起きの気怠い表情が色っぽくて愛斗は思わず顔を赤らめた。 「お……おはよう」
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