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「……じゃあさ、俺と付き合ってみない?男と付き合うなんて初めてだけど、愛斗ならイケそうだし」 五十嵐から返ってきた言葉は愛斗の予想を遥かに越えたものだった。 それから交際が始まり、三年が経とうとしている。 明るくて屈託がない五十嵐は人づきあいが苦手な愛斗に色んな事を教えてくれた。 これまで大学生活を孤独で過ごさずにいられたのは五十嵐のおかげだといっても過言ではない。 それにこんな暗い性格の愛斗と付き合ってくれている。 それだけで充分じゃないか… そうだ、嫌われるくらいなら多少セックスの相性が悪くてもかまわない。 愛斗が我慢さえすればいい話なのだから。 最終的にはそういう考えに至り、今まで彼に文句や不満をぶつけた事は一度もない。 きっとこれからも。 「あ~やっぱ濡れねぇよな。まぁいいや、舐めてよ愛斗」 「……あ、うん……」 身体を起こすと、床に膝を付きベッドの縁に座った五十嵐の脚の間に顔を埋める。 既にいきり勃ったものを掌に包むと、そっと唇で包んだ。 「………っ…あぁ、…いいぜ愛斗…もっと裏筋舐めろよ」 掠れた声を響かせながら、愛斗の髪に指を絡める。
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