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まるで脅しじゃないか、と愛斗は思った。
けれど不思議と悪い気は全くしない。
それどころか、彼の言う酷い事やひと筋縄ではいかないセックスに期待して胸の内が躍っている。
五十嵐とのセックスではこんな事一度も考えられなかった。
愛斗の知らない快楽がまだあるのならその全部を知ってみたい。
肉体を変えられても構わない。
雪生の全てで、この身に叩きこんで教えてほしい。
まだ未知の快楽にも関わらず背筋がぶるぶると震える。
知らなかった。自分はこんなにも淫蕩な質だったなんて。
愛斗は真っ直ぐ雪生を見つめ返した。
「いい、雪生叔父さんになら、何されてもいいから………」
言葉足らずだとは思うが、それは愛斗なりの嘘偽りのない精一杯の言葉だった。
禁忌だろうと罪深い事だろうと構わない。
彼とならどこまでも堕ちていける、そう思った。
明るい日射しの入る部屋で、愛斗は誘うように雪生の唇に吸い付いた。
そんな事を自らしたのも初めてだ。
腹を擦っていた雪生の昂りがぐっと質量を増す。
突然体勢を変えた雪生が覆い被さってきて、両手をシーツに縫いとめられた。
ぎらついた雄の眼差しに射抜かれて思わずゴクリと生唾を飲み下す。
「覚悟してろよ。これから渇く暇がないほど濡らして、うんとイかせてやるからな」
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