終わりの始まり。

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世界はあの日、憎しみの連鎖を捨てた。 核攻撃、それの報復。報復への報復。報復の報復への報復。 そうして世界は転げ墜ち続けた。 第三次世界大戦。 大多数の人々がどれだけ泣き叫ぼうとも、その声は一握りの人々によって握りつぶされた。 大戦の初期は戦後の覇権争いであったものが、終盤は血と血で洗う、国と国で争い合う、生き残りを賭けた戦に変わっていた。 「・・・そして誰もいなくなった、か。」
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