プロローグ

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プロローグ

 幼い頃から『冒険者』になる事を夢見ていた。  モンスターを仲間達と共に倒し、最終的には勇者となり魔王を倒し、世界を平和に導く。  小さい頃なら誰でも夢見る事だ。  そんな冒険者になるには『スキル』が必要になってくる。  剣士、戦士、魔法使い、賢者、僧侶・・・・・・。  モンスターと戦えるスキルが必要だ。  15歳になると3つの中から選択する事ができる。  強制的ではなく選ぶ事が出来るのは神様の配慮なんだろう。  でも、選べる権利が無かったらどうすればいいんだろうか。  俺『リューマ・タヒト』に与えられたスキル、それは『村人』だった。  選択肢も無く、3つとも村人だった。  他の皆は聖女やら勇者やらレアスキルをゲット出来たのに何で俺だけ・・・・・・。  絶望的な気分になった。  でも、この時俺は知らなかったんだ。  村人は村人でも、俺に与えられたスキルは超レアスキルである事に・・・・・・。
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