14人が本棚に入れています
本棚に追加
雪 ゆき 金平糖
ふわふわの雪に、キラキラの星
歩くたびに、しゃきしゃき鳴って、
長靴がすっぽりすっぽり、大きな足跡を描く。
雪 ゆき 金平糖
ひんやりの雪と、あまーい金平糖
口に入れたら、どこかに消えて、
なんだか少し、寂しくなった。
雪 ゆき 金平糖
どうして私は、ひとりなの?
雪 ゆき 金平糖
白い雪と、真っ赤な頬
ヒラヒラ揺れて、君を誘って
冬が僕らを消してしまった。
雪 ゆき 金平糖
ぽろぽろの涙と、あまーい金平糖
いつか春が来たら、シロツメクサ摘んで、
僕が君を、迎えに行くから。
雪 ゆき 金平糖
君を一人にしたのは、僕だ。
金平糖が溶けた【完】
最初のコメントを投稿しよう!