さようならのタイミング
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「泣き虫な君も、へそ曲がりな君も、優しい君も、全部、愛しているよ」 柔らかい声色のあと、手の甲に彼の唇が、触れた。 私がさようならを告げた理由は、愛しているから、だったけれど。 どうやら、彼とのさようならは、 もっと、ずっと後のこと、のようでした。 完
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