1253人が本棚に入れています
本棚に追加
/226ページ
そんな知らない仲ではない二人なので、
麗華は警戒心を持ちながらも
良平を家に入れた。
蒼弥のものが何一つ無くなっているのに
家はだいぶ散らかっていた。
「今日蓮くんは?」
「保育園に預けてます。」
「そっか。
久しぶりにあったから
麗華ちゃんとゆっくり喋るのもありかなって思ったけど、
今は世間話もしたそうではないから省いて、
直球に聞くけど、
蒼弥と離婚したく無いの?」
「はい。」
「それはなんで?」
「おかしいですか?」
「いや、おかしくは無いけど、
君たちの状況もある程度は知ってるしさ、
麗華ちゃんは
辛く無いのかな?って思って。」
「辛くなるまでの気持ちが
もしかしたら無いのかも。
私は自分を守ることで必死なので。」
「守るって具体的には?
君のモデルとしての地位とか?」
「・・・まぁ 大まかに言えばそうかもしれません。」
最初のコメントを投稿しよう!