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良平は何を考えているのだろう、
と思いながら、
麗華はシャワーを浴びていた。
確かに良平と一緒になれば、
今の生活水準を壊すことはない。
そして、父親の大手弁護士事務所を継ぐであろう良平、
もしかしたら今以上の生活が待っているかもしれない。
けれど、そんな彼がなぜ子持ちの親友の嫁と付き合いたいのか。
目的がわからず半信半疑ながらも、
良平から説得力のある発言を浴びせられ、
現実主義の麗華は揺れていた。
シャワーから出ると、
妊活のためにまとめ買いをしていた
高級ランジェリーを身につけ
ベッドで待つ良平のところへ来た。
「わお。凄いセクシーだね。めちゃ似合ってる。」
蒼弥は無反応だった下着姿を
わざとらしいくらい大袈裟に褒めてくれる良平に
ポーカーフェイスをキープしていた麗華の顔も緩んだ。
綺麗な顔立ちの蒼弥とは違って、
良平のルックスは中の中という感じだが、
学生時代にはラグビーをしていたり、
今でも頻繁にジムに通っているらしく
かなりの筋肉質。
腹筋もバッキバキに割れている。
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