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「どうだった?」
「・・・正直、すごく良かった。」
麗華も、良平のまっすぐさにつられ、素直になる。
そんな麗華の頭を子犬を可愛がるように撫でた。
「俺もだよ。俺たち相性いいみたいだね。」
「そうなんですかね・・・。」
「俺と付き合ってみる気になった?」
「も、もし・・・もしですよ!
笹田さんとお付き合いをするとしたら
結婚前提でしょうか?」
「麗華ちゃんが、結婚したいならいいよ。」
「そんな簡単でいいんですか?」
「蒼弥とだって、簡単に結婚したじゃん?
結婚って そんなもんじゃないの。
タイミングと勢い。」
「・・・。」
「じゃ、はい、これチャチャっとサインしちゃってよ。」
そういうと、離婚届を麗華に渡した。
「これ・・・」
「どうせ、破ったんでしょ?新しいの、もらってきたよ。」
「すごいですね。」
麗華は久しぶりに笑った気がした。
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