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次の日の朝
麗華に叩き起こされた蒼弥は
出勤する支度をした後、
麗華に頼まれインスタ用の写真を撮らされていた。
毎日のように白壁の前でポージングする麗華の写真を
50枚ほど撮らさせられる。
別にどれだっていいじゃん、
あとで加工するんだし、と思っていても
断る方が面倒くさかった。
朝食などは
もちろん用意されてはいないので、
六本木ヒルズへの道中、
いつものようにコンビニで
おにぎり2つと缶コーヒーを買った。
そんな中オフィスに着く直前、
麗華からのラインが入った。
「さっき言うの忘れたけど、
今日排卵日だから早く帰ってきて。」
2歳の長男繋がりのママ友達が
次々と第二子を懐妊し、麗華は焦っていた。
ここ数ヶ月毎月排卵日になるとこのラインが入る。
一人目は計画しなくても簡単に妊娠したのに、
と苛立つ麗華に対し
蒼弥は全く欲情できず毎月のこれがきつかった。
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