第2章:それぞれの不満
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なんとか務めを終えた蒼弥は 麗華がシャワーを浴びている隙に 家を出て 西麻布方面へ意味もなく歩いた。 スエットパンツの両ポケットからスマホを二つ取り 着信拒否されたプライベートの方で沙織の電話番号を調べ 仕事用の方で電話をかけた。 Trrrr... ◇
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