第14章:敏腕弁護士の恋

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良平は太い腕で 華奢な麗華を抱き寄せた。 「麗華ちゃんは どんなセックスが好きなの?」 良平はそういうこと平気で聞く男だ。 そんなことを麗華は、今まで誰にも聞かれたこともない。 そういうものは言葉にせず 互いに探っていくものかと思っていた。 「キスは?どんなキスが好き?例えば、こんなの?」 そういうと、良平は優しく唇だけを重ねた。 「それとも こんなの?」 ゆっくりと舌を入れ、優しく舐める。 「それか、これ?」 強引で強く、舌が何回も行き入りするキス。 「この中だったら、どれが好き?」 「2番目が一番・・・。」 「そうか。実は俺も。じゃ、ここは どんな風に触って欲しい?」 一つ一つ、麗華の好きなものを推測ではなく 確実に調べていく。 誰かから こんなに自分に興味を持ってもらったことあったっけ、と麗華は思った。 蒼弥と結婚する前にも 何人かと付き合ってきたが 蒼弥も含め みなただの性処理のようなセックスばかりだった。 なので知らなかった。 自分にも具体的な欲望があることを。 良平は前戯に とても長い時間をかけ、 麗華のことを優先的に考え 丁寧に快楽を与えた。 麗華が声を漏らすたびに 嬉しそうな顔をする。 こんなに奉仕されたことはない。 麗華は初めて心から気持ち良いセックスをした。
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