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キスで催促をされて、秋川は改めて今夜はミクリヤに行かなくてよかった。と思った。
まさかこんなにあからさまにイチャイチャはしないだろうが、そういうことは雰囲気で判ってしまいそうで、秋川には平静を装う自信はない。
それに自分の、自分たちの部屋だとキスの応酬からものの数分でベッドになだれ込めて楽だった。
今はリビングのソファーに、だったが。
ワインではなく、自分のことを求めのし掛かってくる瀬田の後頭部を、秋川は進んで引き寄せた。
終
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